ほうれん草も半日陰で栽培できちゃいます!ほうれん草のベランダ栽培について
- compactagri
- 2021年6月21日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年8月23日

ほうれん草はβカロテンなどのビタミン類と鉄分やマグネシウムなどのミネラル分が豊富な健康野菜。栄養たっぷりなお野菜=ほうれん草と思い浮かべる方、多いのではないでしょうか。緑の濃い緑黄色野菜なので、栽培環境に日当たりの良さが必要そうですが…。実は多少日陰になってしまうような半日陰の環境でも十分栽培可能です!種まきの時期を数日ずらしていくと、長い期間収穫を楽しむことができます。春まきと秋まきの年2回栽培できますが、暑さと湿度に比較的弱いので、秋まきの方が栽培しやすいかもしれません。半日陰でも栽培できる貴重な緑黄色野菜をベランダで栽培してみませんか?今回はほうれん草のベランダ栽培についてご紹介していきます。
栽培に必要なスペース
ほうれん草のプランター栽培に必要な、スペースと推奨するプランターサイズは以下の通りです。
◉プランターサイズ
標準サイズ(容量20L)
◉必要なスペース
幅:50〜60㎝ 高さ:30〜40㎝ 奥行:30㎝
栽培に適した時期

◉春〜栽培
種まき:3月上旬〜5月末まで
収穫:4月末〜6月末まで
◉秋〜栽培
種まき:9月上旬〜10月末まで
収穫:10月上旬〜12月末まで
準備するもの
◉プランター(標準サイズ:容量20L)
◉培養土
◉鉢底石
◉化成肥料
◉30㎝ほどの細長い棒
◉じょうろ
◉種
栽培スタート!
◉プランターの準備
プランターの底に鉢底石を敷き、その上に培養土を入れます。
(土を入れる量はプランターの縁から2㎝くらい下まで)
◉種まき(筋まき)
2列で筋まきにします。
用意した細長い棒を土に押し当て、10〜15㎝ほどの間隔をあけて種まき溝を2本作ります。深さは5㎜程度です。種まき溝に1㎝間隔で種をまき、まき終えたら土をかけて手のひらで優しく押さえて土と種を密着させます。最後にたっぷり水やりをします。
◉水やり、発芽
ほうれん草は発芽まで1週間程かかります。それまでは毎日欠かさず水やりをしましょう。
◉間引き、追肥
栽培期間中に2回の間引き、1回の追肥を行います。
*1回めの間引き
本葉が1〜2枚に伸びた頃が目安です。株が2〜3㎝間隔になるように間引きします。
*2回めの間引き(同時に追肥をします)
本葉が4〜5枚の頃が目安です。株が5〜6㎝間隔になるように間引きします。
根元から引き抜く、もしくはハサミで切り取って間引きします。
間引き後、化成肥料10g を追肥します。列と列の間にパラパラとまき、土と混ぜ合わせて株元に寄せます。土の量が減っている場合は、このタイミングで新しい土を株元に足しましょう。
※2回目の間引き菜は食べられます!美味しく無駄なく頂きましょう。
◉収穫(種まきから1ヶ月後〜)
草丈が25〜30㎝程になったら収穫のタイミングです。収穫は根ごと引き抜いても、根本をハサミで切ってもよいです。収穫量はプランター1つからおおよそ20株(300〜400g)程度です。
ほうれん草の栽培まとめ
◉栽培適期
・春〜栽培
種まき:3月上旬〜5月末まで 収穫:4月末〜6月末まで
・秋〜栽培
種まき:9月上旬〜10月末まで 収穫:10月上旬〜12月末まで
◉推奨プランターサイズ
標準(容量20L 幅60㎝×奥行30㎝)
◉種まき〜発芽
10〜15㎝間をあけて2列の筋まき(種と種の間隔は1㎝)
発芽までは1週間程度
毎日の水やり必須
◉間引きと追肥のタイミング、追肥の量
1回め間引き:本葉が1〜2枚伸びた頃に株間3㎝目安
2回め間引き:本葉が4〜5枚の頃に株間5〜6㎝目安
2回めの間引き菜は食べられます!
追肥:2回めの間引き後に化成肥料10gずつ。土が減っていたら培養土を足す。
その後の追肥は収穫後に化成肥料10gずつ。
◉収穫
種まき1ヶ月後〜、草丈25〜30㎝で収穫のタイミング。
根ごと引き抜くor根本からハサミで切り取る。
◉収穫量の目安
プランター1つから約20株(300g〜400g)
以上、半日陰でも栽培出来るほうれん草のベランダ栽培についてご紹介しました。とりたてのほうれん草は新鮮でシャキシャキ。シュウ酸成分が多いので茹でて水でさらしてアク抜きを!栄養たっぷりの健康野菜を是非ベランダ栽培してみて下さいね。
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