わき芽を伸ばしてたっぷり収穫!春菊のベランダ栽培について
- compactagri
- 2021年12月1日
- 読了時間: 3分

鍋物に欠かせない春菊ですが、摘みたては一段と香りがよくて柔らかく、生のままサラダとしてもお美味しく頂けます。必要な分だけわき芽を摘み取るように収穫していけば、再びわき芽がどんどん伸びてきて繰り返し収穫OK!とってもコスパが高くてベランダ栽培におすすめの野菜です。今回は春菊のベランダ栽培について、コツやポイントをご紹介していきます。
栽培に必要なスペース
春菊のベランダ栽培に必要な、推奨プランターサイズとスペースは以下の通りです。
◉プランターサイズ
標準サイズ(容量20L 幅60㎝×奥行30㎝)
◉必要なスペース
幅:60㎝ 高さ:50〜60㎝ 奥行:30㎝
栽培に適した時期

・春〜初夏の栽培
種まき:4月下旬〜5月中旬まで 収穫:6月上旬〜7月中旬まで
・夏〜初冬の栽培
種まき:8月上旬〜11月上まで 収穫:9月中旬〜12月末まで
春〜初夏、夏〜初冬にかけての年2回、栽培可能です。
準備するもの
◉プランター(標準サイズ:容量20L 幅60㎝×奥行30㎝)
◉培養土
◉鉢底石
◉化成肥料
◉30㎝ほどの細長い棒
◉じょうろ
◉種
◉ふるい(あると便利です)
栽培スタート!
◉プランターの準備
プランターの底に鉢底石を敷き、その上に培養土を入れます。
(土を入れる量はプランターの縁から2㎝くらい下まで)
◉種まき(筋まき)
2列で筋まきにします。
用意した細長い棒を土に押し当て、10〜15㎝ほどの間隔をあけて種まき溝を2本作ります。種まき溝に1㎝間隔で種をまき、まき終えたら種が見え隠れする程度ごくごく薄く土をかけて軽く押さえます。ふるいを使って土をかぶせると、薄くかぶせることが出来ます。
最後にたっぷり水やりをします。
※春菊の種は光好性種子(発芽に光が必要な種子)です。種まき後に土をかけすぎると発芽しないので気をつけましょう。
◉水やり、発芽
発芽までは1週間〜10日程度です。それまでは欠かさず毎日水やりをしましょう。
◉間引き、追肥
栽培期間中に3回の間引きと2回の追肥を行います。
*1回めの間引き
双葉が開く頃が目安です。株が2〜3㎝間隔になるように間引きします。
*2回めの間引き(同時に1回目の追肥をします)
本葉が3〜4枚の頃が目安です。株が5㎝間隔になるように間引きします。
根元から引き抜く、もしくはハサミで切り取り間引きします。
間引き後、化成肥料10g を追肥します。列と列の間にパラパラとまき、土と混ぜ合わせて株元に寄せます。土の量が減っている場合は、このタイミングで新しい土を株元に足しましょう。
*3回めの間引き(同時に2回目の追肥をします)
本葉が5〜6枚の頃が目安です。株が10㎝間隔になるように間引きします。
間引きの仕方と追肥は3回目と同様です。
2回目、3回目の間引き菜は食べられます!
◉収穫(種まきから1ヶ月後〜)
草丈が20㎝程になったら、葉を4〜5枚残して主枝を収穫します。その後はわき芽が枝分かれして伸びてくるので、枝の長さが10〜15㎝程になったらハサミで切り取り収穫していきます。収穫量はプランター1つからおおよそ10〜15株(500g)程度です。
春菊の栽培まとめ
◉栽培適期
・春〜初夏の栽培
種まき:4月下旬〜5月中旬まで 収穫:6月上旬〜7月中旬まで
・夏〜初冬の栽培
種まき:8月上旬〜11月上旬まで 収穫:9月中旬〜12月末まで
◉推奨プランターサイズ
標準(容量20L 幅60㎝×奥行30㎝)
◉種まき〜発芽
10〜15㎝間をあけて2列の筋まき
発芽までは1週間〜10日
毎日の水やり必須
◉間引きと追肥のタイミング、追肥の量
1回め間引き:双葉が開いた頃に株間3㎝目安
2回め間引き:本葉が3〜4枚の頃に株間5㎝目安
3回め間引き:本葉が5〜6枚の頃に株間10㎝目安
追肥:2回め、3回めの間引き後に化成肥料10gずつ。土が減っていたら培養土を足す。
◉収穫
種まき1ヶ月後〜、草丈20㎝で葉を4〜5枚残して主枝をハサミで切り取り収穫。その後はわき芽を切り取り収穫。
以上、春菊のベランダ栽培についてご紹介しました。わき芽を摘み取るように収穫をしていけば、再びわき芽が伸びてくるので長期間収穫を楽しめます!収穫を始めてからは、わき芽の成長が遅いようであれば定期的に追肥していきましょう。摘みたての春菊は香りがとても良くて美味しいですよ。小さなうちに摘み取れば柔らかくサラダにもおすすめ!ぜひ春菊の栽培、チャレンジしてみてくださいね。
댓글