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冬到来!防寒対策を行い、冬もベランダ栽培を楽しみましょう。

  • 執筆者の写真: compactagri
    compactagri
  • 2021年12月6日
  • 読了時間: 4分

12月に入り段々と寒さが厳しくなってきました。地域によっては初雪が降ったり、霜が降りたりし始めますね。露地栽培の畑では寒さが厳しくなってきたら、冷たい風や霜、雪などから野菜を守ってあげるために防寒対策が必須。それはベランダや庭先で行うプランター栽培でも同様です。順調に成長している野菜でも、寒さや霜が原因で一晩でダメになってしまうことも…。そんな事にならないように、霜や雪が降る前から準備しておきましょう。今回はプランター栽培の防寒対策についてご紹介していきます。


寒さに強い野菜や品種を選ぼう!

資材を使った防寒対策も必要ですが、その前に。まずは寒さに強い野菜や品種を選んで栽培することが大切です!野菜にはそれぞれ栽培適温があります。寒さに強い野菜、冬でも保温(防寒対策)をすれば育つ野菜、寒さに弱く冬には栽培できない野菜など様々。栽培する季節やその土地の気候に合わせて、野菜や品種を選ぶことがとても大切になってきます。

冬の栽培に適した野菜をご紹介します!


◉寒さにとても強い野菜

ほうれん草、小松菜、ねぎ、玉ねぎ、スイスチャード 、えんどう豆、スナックえんどう、空豆など


◉寒さに比較的強い野菜

大根、にんじん、キャベツ、白菜、ブロッコリー、小かぶ、ラディッシュ、コールラビなど

状況を見ながら防寒対策が必要


◉寒さにやや強い野菜

セロリ、春菊、水菜、マスタードリーフ、レタスなど

防寒対策が必要


今は品種改良が進み、同じ野菜の種類でも寒さに強い品種などがあります。寒い冬に栽培する場合は「耐寒性あり」「耐寒性に優れる」などの記載がある種を選ぶことをおすすめします。


プランターの置き場所に気をつけよう!

プランター栽培のメリットは、自由に置き場所を変えられるところです!日がよく当たる比較的暖かい場所を見つけて、プランターを置くようにしましょう。また、大寒波予想などが出ている特に寒さが強い日は、室内に避難するのも効果的です。冬の間でも太陽の位置は日々変わってきますので、日々の天気や気温に合わせて調整していきましょう。


防寒資材を使った具体的な防寒対策

プランター栽培の具体的な防寒対策は、ネットや不織布、ビニールで覆う方法になります。


◉防虫ネット

名前の通り、そもそもの目的は防虫対策です。防寒対策としては高い効果が期待できるものではありませんが、風を避けたり寒さを軽減させる効果があります。


◉不織布

繊維を折らずに絡み合わせて圧縮したシート状のものです。霜よけ、保温効果、防虫効果が期待出来て、光も水も通します。寒冷紗に比べて低価格なので気軽に使えますよ。上の防虫ネットの用にU字型の支柱を立ててトンネル方式で掛けたり、野菜の背が低い間は支柱を建てずに、フワッとベタがけにしても大丈夫です。


◉寒冷紗

横糸と縦糸を荒く織り込んだ布で保温・霜よけ・防虫効果があり、夏場は遮光にもなります。網目が大きいものと細かいものがあり、細かい方が保温効果が◎。色は白と黒の2種類あります。黒は遮光性が高く光を通しにくいので、冬場は白を選んだ方が良いと思います。不織布に比べて価格は少々高め。使い方は不織布と同様です。


◉ビニールフィルム(ビニール袋で代用可)

透明なビニールフィルムやビニール袋を被せて、防寒対策ができます。園芸用のビニールシートを使わなくてもOK!U字型の支柱を立てたり、まっすぐな支柱を四隅に立て、大きめの透明ビニール袋をかぶせればすぐに作れます。風を通さないので保温効果はかなり高め。ただし、暖かい日に日当たりの良い場所にビニールを被せたまま置いておくと、温度が上昇し過ぎてしまう事もあります。そんな時はビニールの裾を少し開けて風通しを良くするなどの注意も必要です!



プランター栽培の防寒対策についてご紹介しました。寒い季節でも野菜や品種を選んだり、しっかり防寒対策をすれば美味しい野菜を育てられます!冬の野菜は甘味が凝縮してとっても美味しいですよ。ぜひ参考にしていただき、冬場も家庭菜園を楽しんで頂けると嬉しいです。

 
 
 

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