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離乳食期のつかみ食べにもおすすめ!カリフローレの栽培

  • 執筆者の写真: compactagri
    compactagri
  • 2020年9月15日
  • 読了時間: 4分

更新日:2021年8月23日


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カリフローレ(スティックカリフラワー)は、その名の通りスティック状のカリフラワーです。花蕾の白と花軸の緑のコントラストが鮮やかで、加熱後は透明感が出てとても美しい野菜です。茎は特に甘味があって生でも食べられますが、ボイルや蒸し野菜にしてスティックサラダやバーニャカウダにしたり、ピクルス、炒め物など色々なお料理に使えて大活躍です!茎から伸びる側枝を長期間収穫でき、1株から数十本収穫できます。比較的暑さや病害に強く、プランター栽培もOK!初心者の方でも種まきから簡単に栽培できます。春まきと秋まきの年2回、栽培できるのも嬉しいですね。


カリフローレの栄養価

カリフローレの栄養価はカリフラワーとほぼ同じです。ビタミンCが特に豊富に含まれています。加熱しても壊れにくく、美肌効果や免疫力向上、抗酸化作用などが期待できます。そのほか、カリウムやビタミンB群、食物繊維なども多く含まれています。食べやすい形状と味なので、つかみ食べする時期の赤ちゃんにも食べやすく栄養豊富でおすすめです!


カリフローレの栽培に適した時期(種まき・定植〜収穫まで)

種まきから収穫時期まではおおよそ3ヶ月半程度(定植からは80日程度)。春まきと秋まきの2回栽培できます。


◉種まき

春まき:1月上旬〜2月中旬

秋まき:7月上旬〜8月下旬

◉苗の定植(苗から栽培する場合)

春まき:2月中旬〜3月下旬

秋まき:8月上旬〜9月下旬

◉収穫

春まき:4月下旬〜6月上旬

秋まき:11月上旬〜1月下旬


カリフローレの栽培方法

◉種まき

育苗ポットに培養土を入れ、種を3〜4粒まばらにまきます。その上に5㎜ほど土をかけてh柔らかく押さえます。種をまき終えたら水をたっぷり与え、その後も水切れしないように注意します。セルトレイで育苗する場合は種を1〜2粒程度にして下さい。発芽適温は18〜25℃で高温ほど発芽が促進されます。育苗適温は20〜25℃前後(最低気温:10℃ 最高気温:25℃)です。

今回は再生紙と土で作られた分解性のある育苗ポットに有機培養土を使用しました。


◉発芽〜育苗

種まきから3〜4日で発芽します。双葉が開いたら、生育のよい芽を2本残して間引きします。その後、本葉が2枚になったら生育の良い苗を1本だけ残して間引きします。その後は水切れしないように注意し、発芽からおおよそ2週間位のタイミングで追肥しましょう。本葉が3〜4枚位(セルトレイの場合は2〜3枚位)になるまで育苗します。


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        種まきから4日後。しっかりとしたふたばが開いています。

◉定植

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本葉が3〜4枚位(セルトレイの場合は2〜3枚位)に育ったら、定植のタイミングです。夏場の定植はなるべく涼しい時間帯を選んで行いましょう。夏場の午前中に定植すると、その後に気温が上がり萎れてしまう原因となります。また、気温の低い季節はマルチを張って土壌の温度を保つと良いでしょう。株間は30〜40㎝位開け、畝幅は60〜70㎝。定植前に苗をポットごと水につけて水分補給します。根に負担をかけないように優しくポットから苗を取り出し定植しましょう。


◉定植後の栽培管理

【害虫対策】

アブラナ科の野菜なので、アオムシやアブラムシなどがつきやすくなります。農薬に頼る事ともできますが、まずは防虫ネットをかけることで害虫を防いでいきましょう。

【水やり】

土が乾いたタイミングでたっぷりと水やりをしましょう。1回でたっぷりあげるのがポイント。回数多く水を与え過ぎるのはNGです。

【追肥】

定植から2〜3週間後に追肥し、その後も2週間に1回の頻度で追肥をします。株元から15㎝ほど離れたところに肥料をパラパラとまき、土と軽く混ぜ合わせます。収穫時期に入ってからは特に追肥に気をつけましょう。

【摘芯】 側枝と側花蕾の成長を促すために、主枝の先端に出来る頂花蕾を切り取ります。頂花蕾が3㎝ほどの大きさになったら摘芯のタイミングです。摘芯後は切り口が乾燥するように、葉の影にならないように気をつけましょう。

◉収穫

通常のカリフラワーとカリフローレでは収穫のタイミングが違うので注意しましょう!通常のカリフラワーは、固く締まった頂花蕾のサイズが15㎝ほどになった頃が収穫のタイミングです。でもカリフローレの場合は違って、このタイミングでは収穫しません。定植から60日ほど経過すると株の中心に白い花蕾が見えてきます。その後、花蕾の下の花軸が伸びて枝分かれしてくるまで待って収穫します。花軸を長めにとって包丁や収穫用のナイフなどで切り取ります。


以上、カリフローレの種まき〜収穫までのポイントです。ポイントを押さえれば栽培しやすく収穫もたくさん出来る楽しい野菜です。プランター栽培も出来るので初心者の方にものおすすめ!ぜひ育ててみて下さい。


 
 
 

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