サラダやおひたしに♪マスタードリーフ(からしな)の栽培
- compactagri

- 2020年9月25日
- 読了時間: 4分
更新日:2021年8月23日

マスタードリーフ(からし菜)はピリッとスパイシーな味わいが特徴の葉野菜です。ミックスサラダに入れて味や彩りのアクセントにしたり、湯がいておひたしや和え物にしても美味しく頂けます。マスタードリーフは品種が沢山あり、色はグリーンの他に紫の葉などもあり、形もフリルタイプや切れ込みの入った水菜に似たものもあります。春まきと秋まきが出来て、プランターでも簡単に栽培出来るので初心者の方にもおすすめです!品種によりますが種まきからおおよそ40〜50日程度で小株の収穫、大株(20㎝以上)で収穫する場合はさらに20日程度育てます。
マスタードリーフ(からし菜)の栄養価
からし菜は緑黄色野菜でβカロテンが豊富です。他にはカリウム・ビタミンC・葉酸、カルシウムなどの栄養素も豊富です。特に100gあたりのカルシウム量は牛乳より多く、葉酸はブロッコリーよりも多く含まれています。大変栄養価の高い野菜です!
マスタードリーフ(からし菜)の栽培適期(種まき・定植〜収穫まで)
種まきから収穫時期まではおおよそ40〜50日程度。大株まで育てる場合は2カ月ほど栽培します。春まきと秋まきの2回栽培できます。
◉種まき
春まき:3月上旬〜5月下旬
秋まき:9月上旬〜10月下旬
◉収穫
春まき:4月中旬〜7月上旬
秋まき:10月中旬〜12月下旬
マスタードリーフ(からし菜)の栽培方法
◉種まき
直播き、育苗→定植、プランター栽培など色々な方法で栽培できます。直播きやプランター栽培の場合は条間20㎝で筋まきもしくは点まき、育苗する場合はセルトレイや育苗ポットに種まきして上から軽く土をかけて優しく押さえます。 (セルトレイの場合は1粒ずつ、育苗ポットの場合は2〜3粒ずつ)。種をまき終えたら水をたっぷり与え、その後も水切れしないように注意します。発芽・生育適温は15〜20℃で耐寒性がある野菜です。
今回は露地栽培で直播きしました。種は有機種子のグリーンとパープルを2種類用意。
◉発芽、育苗、間引き
種まきから3〜4日で発芽します。その後は葉の成長に合わせて間引きを行います。間引きの目安として本葉が5~6枚の頃に10~20cm間隔です。育苗する場合は本葉3〜4枚になる頃に1株になるように間引きをして定植します。

種まきから10日後。しっかりとした本葉が確認できます。
◉栽培管理
【害虫対策】
アブラナ科の野菜なので、アオムシやアブラムシなどがつきやすくなります。あっという間に新芽を食べられてしまうので、種まきをした後すぐに防虫ネットをかけて害虫を防ぎましょう。特に春〜夏は虫食いされやすいので気をつけてください!
【水やり】
プランター栽培では土が乾いたタイミングでたっぷりと水やりをしましょう。加湿しすぎると根腐れしますので注意してください。直植えの場合は土壌の乾燥が強くなければ特別な水やりは必要ありません。土壌の乾燥や作物の萎れ具合を見つつ、与えすぎに注意しながら水やりしましょう。
【追肥】
本葉が3~4枚になった頃に、1回目の追肥をします。株元から15㎝ほど離れたところにパラパラと肥料をまいて土と混ぜ株元に寄せます。その後は成長を見つつ追肥をします。多肥になると害虫も発生しやすくなるので注意しましょう。
◉収穫
種まきから40〜50日経つと収穫のタイミングです。株丈20㎝以上の大株まで育てるようであればさらに20日ほど成長を待ちます。収穫は株ごと、もしくは外葉から順に収穫包丁やハサミで切リ落とします。春まきは株ごと収穫、秋まきは外葉から順次収穫して長期間の栽培に向いています。とう立ちした茎や蕾は菜花として食べることも出来ますし、そのまま収穫せずにおいておけば種子(マスタードシード)を収穫してマスタードとして加工することも出来ます。さやが茶色く枯れてきて、中でカラカラと音がすれば種を収穫出来ます。種をとった後はザルなどに入れて風通しの良い場所で乾燥させます。しっかりと乾燥させないとカビが生えるので注意しましょう!
以上、マスタードリーフの栽培方法でした。マスタードリーフは「ベビーリーフ→大株→菜花→種(マスタードシード)」まで全工程で収穫出来る野菜です。プランターでも簡単に栽培でき、害虫にさえ注意すれば初心者の方でも上手に収穫まで楽しめます!種までとって自家製マスタード作りにチャレンジするのもいいですね。是非ぜひ育ててみて下さいね。














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