top of page

プランター栽培もOK!色々な種類があって楽しい♪ニンジンの栽培

  • 執筆者の写真: compactagri
    compactagri
  • 2020年10月9日
  • 読了時間: 4分

更新日:2021年8月23日


ree

にんじんは私たちの食生活にとっても身近な野菜ですね。一口ににんじんと言っても種類は沢山あります。短根の西洋種と長根の東洋種の大きく2つの種類があり、そこから三寸にんじん、四寸にんじん、五寸にんじん、大長にんじんと大別できます。最近ではプランター栽培にも適したミニキャロット、ピッコロ、スイートキャロット、ワンディッシュなどのミニサイズの品種も増えてきて、限られたスペースでも気軽に栽培出来て家庭菜園にもおすすめです!品種によっては甘味が強いものや、色も見慣れたオレンジ以外に白や黄色味がかったもの、黒っぽく見えるパープルなど色々あります。にんじんは種まきから発芽までの工程が大きなポイントで、発芽すればその後の栽培は比較的簡単です!種まきのコツを掴んでにんじんの栽培にチャレンジしてみましょう。家で栽培すれば、栄養たっぷりのにんじんの葉っぱまで美味しく頂けます♪

にんじんの栄養価

にんじんの栄養素と言えばカロテンですね。カロテンという名前はキャロットに由来します。それくらいにんじんにはβカロテンが豊富です。βカロテンは抗発ガン作用がある他、髪の健康維持や視力維持、粘膜や皮膚の健康維持などもあります。また、カリウムや食物繊維も豊富に含まれているので、便秘解消にも役立ちます。美髪・美肌の維持や便秘解消など女性にとっても嬉しい野菜です。

にんじんの栽培適期(種まき〜収穫まで)

種まきから収穫時期まではおおよそ100日〜120日程度。春まきと夏まきの年2回栽培出来ます。発芽適温は25℃前後です。


◉種まき

春まき:3月上旬〜5月下旬

秋まき:7月上旬〜9月下旬

◉収穫

春まき:6月中旬〜9月中旬

秋まき:10月中旬〜12下旬


にんじんの栽培方法

◉種まき

にんじんは種まき〜発芽までが大きなポイント!「にんじんは発芽すれば7割成功」と言う人もいるくらいです。土に溝(幅1㎝、深さ0.5〜1㎝)を作り、溝におおよそ1㎝感覚で種をまきます。そして、その上からごく薄く土をかけます。にんじんは発芽に光が必要な「好光性種子」なので土のかけ過ぎに注意です!種をまき終えたら水をたっぷり与えます。種まきから発芽までは10日ほどかかります。にんじんは乾燥に弱いため、水やりには十分注意して下さい。

ポイント2つ

①好光性種子なので種まき後の覆土はごくごく薄く!

②乾燥に弱い為、発芽までは乾燥に注意して水やりを!

ree

今回は有機種子で「フラッキー」という品種を選びました。


◉発芽〜間引き

種まきが失敗していなければ10日ほどで発芽します。2週間しても発芽しないようであれば覆土が厚かった可能性があるので種を蒔き直した方が良いでしょう。本葉が2〜3枚くらい出てきたら1回目の間引きのタイミングで、株間3㎝間隔になるように間引きます。その後は本葉が4〜5枚で株間6㎝、本葉6〜7枚で株間10㎝になるように間引きます。


左:種まきから9日後に双葉をしっかり確認出来ました。

中央:種まきから16日後に本葉が出てきました。

右:種まきから1ヶ月の間引き前の状態。本葉がしっかり出ています。


◉発芽後の栽培管理

【水やり】

プランター栽培の場合は土が乾燥しないように水やりをします。地植えの場合はそこまで神経質になる必要はありませんが、乾燥と湿気の両方に注意しながら適宜水やりをしてくでさい。

【追肥】

2回目の間引きをしたタイミングで1回目の追肥をします。肥料を株元から10㎝ほど離れたところにパラパラとまき、土と軽く混ぜ合わせて株元に土寄せしていきます。肥料は1㎡あたり50gを目安にして下さい。

【病気の対策】

にんじんがかかりやすい病気は黒葉枯病、軟腐病、うどんこ病などです。病気対策のための農薬もありますが、まずは「連作をしない」「乾燥に注意する」「風通しを良くする」という事に注意して栽培し防いでいきましょう。うどん粉病には手作りの無農薬農薬を使ってもある程度の効果が期待出来ます。

【害虫対策】

アブラムシ、ヨトウムシ、キアゲハなどの幼虫がつく場合があります。特に春〜夏は虫がつきやすいので防虫ネットを張って対策しましょう。


◉収穫

種まきから100〜120日ほど経ち、葉が茂ってくると収穫のタイミングとなります。根元を少し掘ってみて太さがあるものから収穫していきます。茎の下の方を持って真っ直ぐ上に引き上げスッと抜きます。太さの確認のために掘った後、収穫しないにんじんには土をかけて緑化を防ぎます。収穫のタイミングを逃してしまうと実が成長し過ぎて割れてしまうので気をつけましょう。但し、11月中旬以降は実が割れる心配がないので、ゆっくり収穫出来ます。また、にんじんは越冬収穫する事も出来ます。霜が降りる位の気温になると葉は枯れますが、土の中で実は生きています。土をかけておけば春まで収穫を楽しむ事が出来ます。


以上がにんじんの種まきから収穫までのポイントです。文中でも記載した通り、発芽をすればその後の栽培は比較的簡単です。品種を選べばプランターでも気軽に栽培出来ます!家庭菜園だからこそ収穫できるにんじんの葉っぱは、おひたしや天ぷら、ジェノベーゼにしても美味しいです。是非チャレンジしてみて下さい!

 
 
 

コメント


ニュースレター配信中

ご登録ありがとうございます。

bottom of page