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晩秋から初冬が植え時!初夏の味覚スナップえんどうのベランダ栽培について

  • 執筆者の写真: compactagri
    compactagri
  • 2021年10月12日
  • 読了時間: 4分

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初夏のおいしいお野菜スナップえんどう。さやごと食べられて、パリップリッとした食感、肉厚でボリュームがあり、食べごたえのある甘くておいしいお野菜です。スナップえんどうは初夏のお野菜ですが、越冬栽培するので植え付けは晩秋〜初冬にかけて。寒い季節を乗り越えて、美味しく育っていきます。栽培スペースとして高さが必要になるものの、ベランダでも十分栽培できるサイズ。プランター1つでかなりたくさん収穫できるので、おトク感バツグン!お子さんでも簡単に収穫できて、家族で栽培するにもオススメです。今回はスナップえんどうのベランダ栽培についてご紹介します。 


栽培に必要なスペース

スナップえんどうのプランター栽培に必要な、推奨プランターサイズとスペースは以下の通りです。


◉プランターサイズ

大型サイズ(容量30L〜40Lの大型サイズ)


◉必要なスペース

幅:70〜80㎝ 高さ:100〜150㎝ 奥行:40㎝


栽培に適した時期
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種まき:10月中旬〜11月初旬まで

収穫:4月上旬〜6月上旬まで


準備するもの

◉プランター(大型サイズ:容量30〜40L)

◉培養土

◉鉢底石

◉化成肥料

◉支柱(120㎝×2本、100㎝×1本)

◉麻ひも

◉直径7〜8㎝の瓶や容器(まき穴を作る際に使用)

◉じょうろ

◉種


栽培スタート!

1つのプランターで4株栽培します。


◉プランターの準備

プランターの底に鉢底石を敷き、その上に培養土を入れます。

(土を入れる量はプランターの縁から2㎝くらい下まで)


◉種まき

20㎝以上の間隔をあけて、2か所に種まき用の凹みを作りましょう。凹みの大きさは直径7〜8㎝、深さは3㎝程度です。凹みはビール瓶の底などを土に押し当てると簡単に作れます。凹み1か所に5粒の種を、種同士がくっつかないうように点まきします。まき終えたら2㎝ほど土をかぶせて優しく押さえ、水やりをたっぷりします。えんどう豆の種は鳥に狙われやすい為、種まき後は防虫ネットを張ったり寒冷紗や不織布を被せて保護すると良いでしょう。


※注意※

早く種まきをし過ぎて、苗がかなり育った状態だと耐寒性が落ちて上手く越冬できず、凍害などを受けやすくなります。草丈10㎝ほどで越冬するのがベストなので、地域の気温などに合わせてタイミング良く種まきするようにしましょう。


◉発芽

種まきから2〜3日で発芽します。発芽後、本葉が2枚になったら生育の良い苗を1本だけ残して間引きします。その後は水切れしないように注意し、発芽からおおよそ2週間位のタイミングで追肥しましょう。本葉が5枚位(セルトレイの場合は2〜3枚位)になるまで育苗します。


◉発芽〜間引き

種まきから5日ほどで発芽します。草丈が15㎝ほどになった頃を目安に、育ちの良い2本を残して間引きます。残す株の根を傷めないよう、抜き取らずにハサミで切り取ります。他の株を傷つけないように株元をハサミで切り取りましょう。


◉支柱を立てる

支柱を立てて、つるがキレイに上へ伸びていくよう手助けをします。


【立て方】

①プランターの両端に120㎝の支柱を立てる。

②両端に立てた2本の支柱の上部で横に支柱を渡す。麻ひもで結んで固定しましょう。

③支柱の間に縦横20㎝の等間隔で麻ひもを張る。

※100円ショップにツル栽培用のネットを販売しています。ひもを張るのが面倒な場合は、安いネットを利用すると楽です。


◉追肥

春になりツルが伸びてきたら追肥スタート!肥料は月に1回ずつ、合計3回行います。

1株あたり化成肥料5gを株元にパラパラとまき、土と混ぜ合わせて株元に寄せます。


◉栽培管理

プランター栽培は土が乾燥しやすいため、乾燥に気をつけて水やりをしましょう。

ツルがひもに絡んでいない場合は、上手く巻きつくように手で誘引してあげて下さい。


◉病害対策

えんどう豆の栽培ではうどんこ病の被害をよく聞きます。うどんこ病はカビが原因の病気なので、風通しを良くしてあげることが大切。つるが成長して混み合ってきたら、余計な葉やツルを切り取り製枝をすることで風通しと日当たりを良くするように心がけましょう。


◉収穫

種まきから6ヶ月程度で収穫期に入ります。実がぷっくりと大きくふくらんで、さやが鮮やかな緑色をしているものからハサミや手で切り取りましょう。ヘタの部分から切り取って下さいね。収穫は2〜3日おきが目安。1回の収穫で5〜6個収穫でき、追肥や水やりなどしっかりとした栽培管理をしていれば、3ヶ月ほど収穫を楽しめます。栽培期間中、プランター1つあたり40〜60個の収穫が見込めます。たっぷりですね!


スナップえんどう栽培まとめ

◉栽培適期

種まき:10月中旬〜11月初旬まで

収穫:4月上旬〜6月上旬まで

◉推奨プランターサイズ

大型(容量が30L〜40L)

◉種まき〜発芽

点まき

→20㎝の間をあけて、2カ所の種まき用凹みを作る

 1カ所の凹みに種同士がくっつかないように5粒まく

発芽までは5日ほど

◉間引き

草丈が15㎝くらいになったら1カ所あたり2本残して間引く

(元気な株を2本残して、他は株元からハサミでカット)

◉支柱立て

3本の支柱で枠組みを作り、その間に麻ひもを張ってツルが伸びる手助けをする

◉収穫

種まきから6ヶ月程度、さやが大きくふくらんだものから収穫



以上、スナップえんどうのベランダ栽培についてご紹介しました。長期間でたっぷりと収穫を楽しめるので、おトク感があって家庭菜園にとってもオススメ。お子さんにも簡単に収穫できるので、家族で栽培から収穫まで楽しんで下さい。食育にも良いですね!ぜひチャレンジしてみて下さいね。




 
 
 

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